黒い怪物くん
放課後に治樹が家に来て、俺は迂闊にも治樹を俺の部屋に1人にして飲み物を取りに行ってしまった。
部屋に戻ると治樹の手にはなんとあのエロ本があった!?
ベッドの下に隠してたのに!
「な、何勝手に見てんだ!?」
「男同士だし別にいいじゃん。鷹哉、すごいの読んでるな?これボロボロだけど、拾ったの?」
「あ!?うっせぇ!リアルで経験してるくせに…これはまだ絵だから見れるけど、俺には無理だぞ!治樹がこんな鬼畜野郎だったなんて思わなかったよ」
「え…もしかして、絶対こうやらないといけないと思ってる?」
「エロ本が真実だろ!」
すると、治樹に大笑いされてしまった。
「これはさ…こういう趣味の人はやるかもしれないけど、普通はこんな事しないよ」
!?
俺の知識が少ない事がバレてしまった…
「……じゃあどうすんだよ!やっと手に入れたエロ知識なんだよ!これでしかやり方わかんねぇのに…」
「そうだな…じゃあ、うち来なよ」
「エロ本貸してくれんのか!?」
「まぁそんなようなもん」
「よし!すぐ行こう!ゲームなんか今日じゃなくていい!」
俺達は治樹の家に向かった。