[BL] ずっと君の側に

　数日後。


勉強会が開催された。

場所は、委員長さんのお家らしく、
俺達、三人で向かうことになった。


結構、広くて、今日は両親も居ないらしく
楽にしていいときいている。


実川宅についた。


外観は、洋風なお城みたいな家で、門もあった。


西島は、チャイムを鳴らすと、門についている監視カメラに手を振った。

そうすると、門が自動に開いた。



「すげぇ、面白い」


「政晴、楽しそうだな」



中に入り、玄関が開くと、女の子が一人迎え出てくれた。



「いらっしゃい、西島君。
京極君と五条君も。

怜奈は、先にリビングにいるから」



怜奈は、ってことは、この人が委員長さんか。


家の中へと進むと、これまた、とても広くて、ワクワクした。



少し探検したくなった。


家に上がると、皆と離れて、
一人で先の見えない廊下を少し散策した。



「こら、政晴、人の家でうろちょろするな」


「だって、めちゃくちゃ広いんだもん」


「リビングで皆待ってるぞ」



そう言われて、リビングにいった。



「あっ、五条君いたんだね」


「ねぇ、委員長さんって、金持ち。
すっごく広いじゃんこの家」


「父はパイロットをしていて、
母は、医者をしているの。

家族でお城みたいな家に住むのが夢だったらしくて、この家をたてたらしいよ」


「へぇ、良いねぇ。
なんか、かくれんぼできそうな家でさ、
弟と妹達が喜びそうな感じて言うか
とっても素敵なおうちだね」　


「弟さんと妹さんがいるんだ」


「うん、皆、小学生で、弟と妹二人」