[BL] ずっと君の側に
それから、10人くらい座ってもまだ広いテーブルに、それぞれ、一つあけて席についた。
でも、数学が壊滅的な西島は、中前さんに教えて貰うため、隣同士に座った。
俺も、本当は千歳の隣に座りたかったが、
俺達が付き合っていることは秘密な為
隣の席にはつかなかった。
勉強会も始まり、俺は、のんびりと問題を解いていた。
実は、数学はあまり得意では無いから、
テストがあるときは、理数系を重点的に勉強していく。
「ねぇ、五条君。
ちょっと、ここ教えて欲しいんだけど」
委員長さんが、隣に座った。
問題を水色のシャーペンでさして、
上目遣いで分かると聞いてきた。
「あぁ、ここね。
これは、ここにこの公式をね――」
的確に丁寧に教えた。
「へぇ、説明上手で分りやすい。
さっきまで、全然解けなかったのに」
「いつも、妹たちに苦労させられてるから
分かりやすく説明しないと、意味が分からないって、投げ出しちゃうから」
「結構、おてんばなんだね、妹さん」
「まぁね、でも、ついつい可愛くて甘やかしちゃうって言うか。
それで、甘やかさないって母さんに怒られてる」
委員長さんは、優しい顔で笑っていた。
「そっか。
お母さん、厳しい人なの?」
「全然、優しいよ。
非常勤だけど高校の教師してて、
学校でも、生徒からも優しいって有名な先生なんだって」
「へぇ、そうなんだぁ。
お父さんはどんな人」
「穏やかな人だよ、基本怒らないし。
建築士してるから、建物みて、ぼーっとしてるときの方が多い。
流石に悪戯して、怒られる時は怖いけど」
こんなに、ほぼ初対面の人と話せたの。
久しぶりかも。
ふっと、委員長さんの後ろ方にいる、
千歳と目が合うと、そらされた。
どうして……。
そして、数十分がたった頃
俺は、お手洗いを借りようと席をたった。
さっき、どうして、千歳は、目をそらしたのかが、分からなくて頭から離れない。
それから、お手洗いを済ませた俺は、
リビングに戻ろうとしたとき。
一部屋ドアが開いていた。
駄目だと思っていても、好奇心には勝てず
中を覗くとそこには――。
でも、数学が壊滅的な西島は、中前さんに教えて貰うため、隣同士に座った。
俺も、本当は千歳の隣に座りたかったが、
俺達が付き合っていることは秘密な為
隣の席にはつかなかった。
勉強会も始まり、俺は、のんびりと問題を解いていた。
実は、数学はあまり得意では無いから、
テストがあるときは、理数系を重点的に勉強していく。
「ねぇ、五条君。
ちょっと、ここ教えて欲しいんだけど」
委員長さんが、隣に座った。
問題を水色のシャーペンでさして、
上目遣いで分かると聞いてきた。
「あぁ、ここね。
これは、ここにこの公式をね――」
的確に丁寧に教えた。
「へぇ、説明上手で分りやすい。
さっきまで、全然解けなかったのに」
「いつも、妹たちに苦労させられてるから
分かりやすく説明しないと、意味が分からないって、投げ出しちゃうから」
「結構、おてんばなんだね、妹さん」
「まぁね、でも、ついつい可愛くて甘やかしちゃうって言うか。
それで、甘やかさないって母さんに怒られてる」
委員長さんは、優しい顔で笑っていた。
「そっか。
お母さん、厳しい人なの?」
「全然、優しいよ。
非常勤だけど高校の教師してて、
学校でも、生徒からも優しいって有名な先生なんだって」
「へぇ、そうなんだぁ。
お父さんはどんな人」
「穏やかな人だよ、基本怒らないし。
建築士してるから、建物みて、ぼーっとしてるときの方が多い。
流石に悪戯して、怒られる時は怖いけど」
こんなに、ほぼ初対面の人と話せたの。
久しぶりかも。
ふっと、委員長さんの後ろ方にいる、
千歳と目が合うと、そらされた。
どうして……。
そして、数十分がたった頃
俺は、お手洗いを借りようと席をたった。
さっき、どうして、千歳は、目をそらしたのかが、分からなくて頭から離れない。
それから、お手洗いを済ませた俺は、
リビングに戻ろうとしたとき。
一部屋ドアが開いていた。
駄目だと思っていても、好奇心には勝てず
中を覗くとそこには――。