[BL] ずっと君の側に
第一回
出会い
俺の名前は、
五条 政晴 (ゴジョウ マサハル)
俺達の出会いは高校に入学した時のことだ。
クラスでは、もう何グループか、出来ていた。
けど、正直、友達付き合いが苦手な俺は、
自分の机でうつ伏せになって寝ていた。
そんなやつに話しかける人も居なくて、
一人でのんびり寝ていることが多かった。
けれど、一人、気になる奴がいた。
俺の斜め前の席で、たまに、うとうとしている。
名前は、確か、中性的な名前だった気がする。
そいつは、
肩甲骨辺りまである長い髪で、目をつぶった横顔は女と見間違えるほど綺麗で美しい
が、目を開けると、誰もが一度は硬直するほどの眼の鋭さがある。
クラスの中では、
見てくれはいいけど、何を考えているか分からないから、
人形を意味する『ドール』と影で呼ばれていた。
気になるだけでそんなに興味があったわけでも無いから、俺は、相変わらず、机で寝ていた。
五条 政晴 (ゴジョウ マサハル)
俺達の出会いは高校に入学した時のことだ。
クラスでは、もう何グループか、出来ていた。
けど、正直、友達付き合いが苦手な俺は、
自分の机でうつ伏せになって寝ていた。
そんなやつに話しかける人も居なくて、
一人でのんびり寝ていることが多かった。
けれど、一人、気になる奴がいた。
俺の斜め前の席で、たまに、うとうとしている。
名前は、確か、中性的な名前だった気がする。
そいつは、
肩甲骨辺りまである長い髪で、目をつぶった横顔は女と見間違えるほど綺麗で美しい
が、目を開けると、誰もが一度は硬直するほどの眼の鋭さがある。
クラスの中では、
見てくれはいいけど、何を考えているか分からないから、
人形を意味する『ドール』と影で呼ばれていた。
気になるだけでそんなに興味があったわけでも無いから、俺は、相変わらず、机で寝ていた。