[BL] ずっと君の側に
――夕飯――


夕食作りも終わり、皆でテーブルについた。



「「「「「頂きます」」」」」



「美味しい」


「千歳のお兄ちゃん美味しいよ」



妃菜ちゃん、未羽ちゃんが笑顔で食べてくれた。



「千歳さん、お料理が趣味だけありますね。
とっても、美味しいです」


「ありがとう、英太君」



隣の英太君を優しく頭を撫でた。



「千歳って、料理が趣味なの?」



答えようとしたとき。



「政兄、本当に千歳さんのお友達なの?

京極千歳は、

誕生日は、2月20日の魚座 AB 型

183cm の60kg のモデル体型。

趣味は、料理と歌う事。

茶髪で肩甲骨辺りまである長髪で、
美形好青年として、同世代からおばさまの人気がある。

6歳から子役して活躍していて、
不思議なオーラと自然と人を惹き付ける存在感は共演者やお客さんからとても評判が良いんだ」


「英太君。
よく知ってるね」


「このくらい、常識です」



こんなにも、知ってくれてるなんて、とっても嬉しい。



「へぇ~、そうなんだ」


「千歳さんとお友達なのに、何も知らないんだね」


「まぁ、千歳は千歳だし、そこに居てくれるだけで落ち着くから」



俺も同じ気持ちだ。



「それに、英太は千歳のファンで、憧れてるんだね。
ドラマや舞台のチラシとか、千歳関連のものばかりだ。

最近は、お芝居を学べる所の資料が増えてきてるし、英太は、千歳みたいになりたいの?」


「……、うん」


「そっか。
英太、夢は叶えるためにあるんだ。
だから、行動を起こさないと何も始まらないよ」



英太君は、下を向いて考えていた。 



「本当に、なれるのかな?」


「英太君。
なりたい気持ちがあれば、人は何にでもなれるんだよ。

それに、英太君といつかきっと共演出来るのを楽しみに待ってるから」


「はい」



満面の笑みで元気よく答えてくれた。


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