[BL] ずっと君の側に

千歳side 気持ち

――学校・昼休み――



俺の膝枕で寝ている政晴の頭を撫でた。

中庭の木陰、俺の弁当を食べたら、直ぐに寝てしまう、政晴はとても愛らしかった。


今日は、政晴に話しておかなければいけないことがある。


撫でていると政晴が起きた。


「政晴、起きたか?」


「う~ん、おはよう、千歳」


「なぁ、政晴。
話しておきたいことがあるんだけど」


「なに?」



政晴は、欠伸をしながらも、俺を見てくれた。



「俺、ドラマで主役をやることが決まった」


「えっ、本当に?」



俺は、頷いた。



「千歳、おめでとう」


「ありがとな。
特番の二時間枠だから、撮影期間がだいたい一ヶ月あるんだ。

だから、その間、会えない日が続くと思う
遅刻とか早退とか増えるし、帰りも一緒には帰れない」


「そうなんだ」


「でも、その撮影が終わったら、今のところは三日は丸々休み貰えるから。
その日が来たら、俺の家に遊びに来い」


「うん、分かった」



少し、悲しそうに答えていた。


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