[BL] ずっと君の側に
――自宅――
お昼くらいから、政晴が来る予定になっている。
家族は、仕事で三日間いない。
だから、本当に二人きり。
ドアのチャイムがなった。
玄関に出迎えにいき、ドアを開いた。
「政晴、よく来たな」
政晴は、今にも泣き出しそうな顔をしていた。
「政晴、どうした?」
「ち、千歳」
俺の名前を呼ぶと同時に、抱きついて泣いていた。
泣いている政晴の少し体に寄せて、家の中にいれた。
背中をリズムよく叩きながら、聞いてみた。
「政晴、どうした?
なんか、あったのか?」
「嫌だった、ヒック」
「何が嫌なんだ」
「千歳がいないのも、千歳と、ゆっくり過ごせないのも、嫌だ。
千歳は、頑張ってるからって何度も、何度も、言い聞かせても――。
悲しくて、こんなに、千歳が居ないだけで寂しいなんて、思ってなかった」
俺のこと、考えて、泣いてるのか。
はぁ、ほんと、俺をどれだけ付け上がらせれば、気が済むんだ。
「政晴、泣くなって。
寂しい思いさせて、ごめんな。
その分、今から、一緒に居られるだろ」
「うん」
可愛くて、愛らしい。
「目の下に隈が出来てる寝てないのか?」
「枕変わると寝れないんだ。
千歳の膝枕じゃないと、よく寝れなくなった、だから、責任とれ」
「あぁ、分かった」
お昼くらいから、政晴が来る予定になっている。
家族は、仕事で三日間いない。
だから、本当に二人きり。
ドアのチャイムがなった。
玄関に出迎えにいき、ドアを開いた。
「政晴、よく来たな」
政晴は、今にも泣き出しそうな顔をしていた。
「政晴、どうした?」
「ち、千歳」
俺の名前を呼ぶと同時に、抱きついて泣いていた。
泣いている政晴の少し体に寄せて、家の中にいれた。
背中をリズムよく叩きながら、聞いてみた。
「政晴、どうした?
なんか、あったのか?」
「嫌だった、ヒック」
「何が嫌なんだ」
「千歳がいないのも、千歳と、ゆっくり過ごせないのも、嫌だ。
千歳は、頑張ってるからって何度も、何度も、言い聞かせても――。
悲しくて、こんなに、千歳が居ないだけで寂しいなんて、思ってなかった」
俺のこと、考えて、泣いてるのか。
はぁ、ほんと、俺をどれだけ付け上がらせれば、気が済むんだ。
「政晴、泣くなって。
寂しい思いさせて、ごめんな。
その分、今から、一緒に居られるだろ」
「うん」
可愛くて、愛らしい。
「目の下に隈が出来てる寝てないのか?」
「枕変わると寝れないんだ。
千歳の膝枕じゃないと、よく寝れなくなった、だから、責任とれ」
「あぁ、分かった」