[BL] ずっと君の側に
もしかして……。
付き合いはじめてから、時は過ぎていき、
俺達は二年生に上がった。
始業式も終え、
家でゆっくりとテレビを見ていた。
何か、暇だなぁーとテレビを流し見ていると、映画の宣伝に目を奪われた。
ベストセラーの作品の映画化作品だった。
それは、刑事と殺人鬼の話
刑事役は実力もある名の売れた役者で
テレビをあんまり見ない俺でも知っている人物だった。
殺人鬼の役の名は、
『京極 千歳』と書いてあると共に
千歳の顔も写し出された。
これは、どういうことだと、混乱した。
そして、次の日。
学校に登校して、千歳に聞いてみることに
しようとしたが、千歳は朝からクラスのほとんどの生徒に囲まれていた。
千歳は困り果てていた。
それから、俺と目があった。
「政晴、おはよう」
「あの、千歳、ちょっといい?」
「うん」
千歳を群れの中から連れ出し、
人通りの少ない廊下まで連れ出した。
「政晴、助かった。
朝からずっと質問攻めにあって、もう、疲れた。
これから、授業あるって言うのに」
「あの、さ、その事なんだけど」
「やっぱり、政晴は俺が役者やってること知らなかったんだな。
まぁ、その方が俺的に気楽でさ。
テレビに出てる奴としてより、純粋に人として見てほしくてさ、黙ってて悪かったな」
千歳には、そんな考えがあったのか。
「どうしたんだ、そんなにショボくれて」
「何か、千歳が言ってくれなかった事に
対して寂しかったんだなと思って」
「本当に、政晴は可愛いな」
俺は、千歳の事がこんなに好きだったのか。
「なぁ、千歳。
その映画もう公開してるから観に行くか?」
「えっ、でも、千歳、観たんでしょ」
「まぁ、舞台挨拶でな。
でも、何回見ても面白いし、政晴が見てないってことは、一緒に観に行くチャンスだ。
デートするぞ、政晴」
「うん」
その誘いが、俺にとって、
寂しさを吹き飛ばすほどの威力があった。
俺達は二年生に上がった。
始業式も終え、
家でゆっくりとテレビを見ていた。
何か、暇だなぁーとテレビを流し見ていると、映画の宣伝に目を奪われた。
ベストセラーの作品の映画化作品だった。
それは、刑事と殺人鬼の話
刑事役は実力もある名の売れた役者で
テレビをあんまり見ない俺でも知っている人物だった。
殺人鬼の役の名は、
『京極 千歳』と書いてあると共に
千歳の顔も写し出された。
これは、どういうことだと、混乱した。
そして、次の日。
学校に登校して、千歳に聞いてみることに
しようとしたが、千歳は朝からクラスのほとんどの生徒に囲まれていた。
千歳は困り果てていた。
それから、俺と目があった。
「政晴、おはよう」
「あの、千歳、ちょっといい?」
「うん」
千歳を群れの中から連れ出し、
人通りの少ない廊下まで連れ出した。
「政晴、助かった。
朝からずっと質問攻めにあって、もう、疲れた。
これから、授業あるって言うのに」
「あの、さ、その事なんだけど」
「やっぱり、政晴は俺が役者やってること知らなかったんだな。
まぁ、その方が俺的に気楽でさ。
テレビに出てる奴としてより、純粋に人として見てほしくてさ、黙ってて悪かったな」
千歳には、そんな考えがあったのか。
「どうしたんだ、そんなにショボくれて」
「何か、千歳が言ってくれなかった事に
対して寂しかったんだなと思って」
「本当に、政晴は可愛いな」
俺は、千歳の事がこんなに好きだったのか。
「なぁ、千歳。
その映画もう公開してるから観に行くか?」
「えっ、でも、千歳、観たんでしょ」
「まぁ、舞台挨拶でな。
でも、何回見ても面白いし、政晴が見てないってことは、一緒に観に行くチャンスだ。
デートするぞ、政晴」
「うん」
その誘いが、俺にとって、
寂しさを吹き飛ばすほどの威力があった。