I DON’T LIKE YOU~教師なんて信じない!~
「ワリィワリィ。でもお前さ、俺があんなに近くにいて、泣きそうな面してたのに、泣いてんのかなぁ。。って思ったら叫ぶんだもんな。あせんだよ。バカ」

バカ??!!
失礼!!!

「こっちは吐きそうだったんですけど??!!」

「【だった】だろ??裏を返せば、今は平気つーことだ。お前は男に慣れればその病気は治るつー事だよな。」

う゛・・。
そう言われれば、もう吐き気は収まってるし。


「なんだよ。治したくないのか?」

「そりゃぁ・・・治したいですよ・・・」


だよな。
そう言って先生は私の通学バッグを背中に担ぎ持っていく。

「ちょっと!!どこ持っていくんですか!!」

「俺の車。」

振り向きもせずにいう先生。

「なんで!!??」

「送ってやる」

「結構です!!!」


「拒否権はない。もう暗いし。それに・・・・」

それに??
私が疑問な顔をしていると先生は今までにない楽しそうな顔で

「・・もうお前は俺の彼女だからな」

と言った。


その瞬間、2人以外誰もいない校舎に【イヤーーーー!!!】と言う女生徒の声が響いたとか、響かなかったとか。。。
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