I DON’T LIKE YOU~教師なんて信じない!~
息吹のどうでもいい話をスルーして、先生は一歩私の前に来る。

「おはようございます。 雨宮さん」

にっこり満点な笑顔で言われる。
瞳の中は怒りで燃えていたけど。


「ちょっと!!せっちゃん!!離れろ!!」


ぐいーーって先生は体を後ろに下げられる。

「俺の彼女なんだから♪」

息吹が言ったその瞬間、ピクッって片眉が動くのを1,5の視力の私は見逃さなかった。


「へぇ・・。やっと片思い成就したんだぁ!!」


桔梗ちゃんはうまいこと先生と息吹の間を通りぬけて言う。


「・・・・。遅刻になってしまいますよ??行ったほうがいいんじゃないですか??」

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