この恋が罪だとしても
Episode4: *最初で最後の告白*
【梓side】
「おっはよー、梓」
「あ……八雲か」
「なにそれ、梓ってば俺の扱い酷くない?」
翌日、音楽室でピアノを弾いていた私のところへ、八雲がやってきた。
ピアノを弾くのを止めれば、八雲は私の足元にあぐらをかいて座る。
「なんか良いことあったー?」
「え、なんで?」
私の座る椅子に寄りかかりながら、八雲は私を見上げてきた。
良いこと……それは、昨日泉くんとコンビニで会えたこと。
そして、普通に話せたことだ。
でも、どうして八雲に分かっちゃったんだろう。
「おっはよー、梓」
「あ……八雲か」
「なにそれ、梓ってば俺の扱い酷くない?」
翌日、音楽室でピアノを弾いていた私のところへ、八雲がやってきた。
ピアノを弾くのを止めれば、八雲は私の足元にあぐらをかいて座る。
「なんか良いことあったー?」
「え、なんで?」
私の座る椅子に寄りかかりながら、八雲は私を見上げてきた。
良いこと……それは、昨日泉くんとコンビニで会えたこと。
そして、普通に話せたことだ。
でも、どうして八雲に分かっちゃったんだろう。