この恋が罪だとしても
*最終章*
Episode6: *真実を知る時*
【梓side】
「雨音さん、放課後……話があるの」
「え……?」
翌日、登校してきた私が自分の席でぼんやりと窓の外を見ていると、北園さんがそう声をかけてきた。
その顔は、どこか追い詰められているように暗くて、心臓がバクバクと鳴り始める。
変な胸騒ぎがしていた。
まさか、何かを思い出したのかな……。
それが……すごく怖い。
自分の罪と向き合うみたいで、カタカタと体が震えた。
「分かった……放課後ね」
「うん、ありがとう雨音さん。それから……ごめんね」
「え……?」
………どうして、ごめんね……?
北園さん……?
悲しそうに笑って、北園さんが自分の席に戻って行く。
それを見送りながら、私はそっと騒ぐ胸をおさえたのだった。
「雨音さん、放課後……話があるの」
「え……?」
翌日、登校してきた私が自分の席でぼんやりと窓の外を見ていると、北園さんがそう声をかけてきた。
その顔は、どこか追い詰められているように暗くて、心臓がバクバクと鳴り始める。
変な胸騒ぎがしていた。
まさか、何かを思い出したのかな……。
それが……すごく怖い。
自分の罪と向き合うみたいで、カタカタと体が震えた。
「分かった……放課後ね」
「うん、ありがとう雨音さん。それから……ごめんね」
「え……?」
………どうして、ごめんね……?
北園さん……?
悲しそうに笑って、北園さんが自分の席に戻って行く。
それを見送りながら、私はそっと騒ぐ胸をおさえたのだった。