この恋が罪だとしても
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きみを想う度、私の心には雨が降る。
大好きなきみの、一番大切な人の記憶を奪ってしまったから。
だから、階段から落ちたことも、全て……私のせい。
ぼんやりとする頭の中で、そんなことを考える。
すると……。
「こうなったのは、私のせいなんだ……」
「雪乃……どういうことだよ、どうして雨音が……っ」
声が聞こえて、私はゆっくりと目を開けた。
すると、視界いっぱいに広がる白い天井。
カーテンに仕切られたベッドに私は横たわっている。
ここは……保健室?
どうして私、保健室なんかに……って、そうか。
北園さんと話してる時に、私……階段から落ちたんだった。