ずっと、君が
わからなかった


ただ 混乱した




泣いてるあたしにひろが言った





「俺今からダイちゃんと会うよ

そっち連れてってやる。
会って話し合えよ
納得いかねーんだろ?」




あたしは言った

「無理だよ迷惑だよ
まいはだいに嫌われたくない」


ひろは続けた

「このままでいいの?」








・・・いいはず、なかった








あたしはひろの善意に甘えて
だいに会うことにした。




ひろとの電話を切った直後
あたしはゆうに電話して
一部始終を話した。




ゆうは

「あたしも行こうか?
まいが心配。
まい1人じゃぜったい壊れる
あたしまいが壊れるのやだ。」




ゆうの言葉で
あたしは涙止まんなくて

ゆうの善意にも甘えて
あたしとゆうは終電で
待ち合わせ場所まで行った。




「いまから行くねっ」


って、明るい文章をだいに送って


「どこに笑」

って言うだいの返信を
完全にシカトしたまま。
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