ずっと、君が

まい
「ばいばい・・・するの?」



だいはより一層強く
あたしの手を握って言った。


だい
「まいは優しすぎるよ」


まい
「そんなことない。
ねえ無理だよ
悪いけどあきらめられないよ」


だい
「あの日・・・8月3日に会った日
本当は、別れようって
言うつもりだった」

まい
「・・・」

だい
「でも言えなかった。」





あたしは、涙が止まらなかった。


こらえてもこらえても
涙は止まってくれなかった。
< 216 / 369 >

この作品をシェア

pagetop