ずっと、君が
緊張しながら
車に乗り込んだ。
先にくちを開いたのは
だいのほうだった。
だい
「初めましてって気がしないね」
まい
「ヴィダルサスーンだしね」
だい
「どこ行こうかなんかある?」
まい
「うーん・・・・・」
だい
「よしっドライブしよっ」
まい
「ドライブだいすきーっ」
行く宛もなく ドライブした。
会話が尽きなくて、
無言になることすらなかった。
楽しくて、
あっと言う間に時間は過ぎた。
車の中では、
手を繋いでいた。