犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
次の朝、シバくんはいつものごとく、声をかけても起きなかった。



気持ちよさそうに寝るその姿は、やっぱり弟のような感覚を覚える。



…昨日、なんだったのかな



様子の違うシバくんを思い出し、首をひねった。



「おはようございます」



「おはよう。…シバまた起きないの?」



洗面所で歯を磨く玉城さん。



「はい。…というか、昨日シバくんと喧嘩でもしました?」



洗った顔を拭きながら、玉城さんに問いかけると、



「…え?」



玉城さんからは、すっとんきょうな声が返ってきた。
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