犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
「お待たせお待たせ」



寝癖のついた頭で、シバくんが急いで靴を履く。



「シバくん頭…」



プッとつい声を漏らした私に、シバくんが怪訝な顔を向けた。



「頭?」



「寝癖ついてるよ」



しゃがむシバくんに近づき、その寝癖を撫でた。



ピョン、と跳ねた寝癖が元に戻ることはない。



「み、美羽ちゃん…」



「ん?」
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