犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
寝癖から手を離すと、シバくんが私を見上げて何かを言いたげにしていた。
「いつまで靴履いてんの、行くよ」
首をかしげていると、後ろで玉城さんが少し早口で告げる。
「行こ、シバくん」
「あ、うん」
どこか様子の違うシバくんを気にすることもなく、入道雲の広がる空を仰いだ。
_____________
「ねぇ美羽」
「ん?」
昼休み、何の腹の足しにもならないようなお弁当を食べるリリが、不意に私を呼んだ。
「いつまで靴履いてんの、行くよ」
首をかしげていると、後ろで玉城さんが少し早口で告げる。
「行こ、シバくん」
「あ、うん」
どこか様子の違うシバくんを気にすることもなく、入道雲の広がる空を仰いだ。
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「ねぇ美羽」
「ん?」
昼休み、何の腹の足しにもならないようなお弁当を食べるリリが、不意に私を呼んだ。