犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
「私、どっちかと付き合おうなんて思ってないよ…」



「安心して美羽。もしものときは、私がなんとかするから!」



聞く耳持たずのリリは、私に向かってガッツポーズを見せた。



はぁ、と溜め息をついて残りのお弁当を平らげる。



リリは、隣でいつまでもやかましく騒いでいた。



_____________



学校が終わると、シバくんから『先に帰ってて!ごめんね(>_<)』の連絡が入った。



了解、と返事をして学校を出ると、お嬢様たちが品定めするかのように睨んでくるのが分かる。



きっと、シバくんが隣にいないことを言ってるに違いない。



あることないこと、デタラメに。
< 158 / 387 >

この作品をシェア

pagetop