犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
いつもの道を歩って帰ると、スーパーに【七夕ケーキ】の大きな看板。



織姫と彦星が描かれた、可愛らしいケーキだ。



おいしそう…値段も安い。



少し立ち止まって考える。



だけどシバくんも玉城さんも、七夕なんて興味ないだろうな。



ケーキから目を逸らし、歩を早めた。



私の生活には、いつも玉城さんとシバくんの2人がいて、2人が喜ぶことをしてあげたいと常に思う。



だけどそれは、下心とかじゃなくて、純粋な気持ち。



どちらかを狙って、なんて考えられない。



理事長の言葉を思い出し、私は1人首を振った。
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