犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
「もう家着くから、ちょっとだけだからね」



『やった…!あのね、一つだけ質問したいことがあるの』



広い広い敷地内を、沈み始めた夕陽が照らす。



「うん?」



『もしね、もしもよ?…2人のどちらかと付き合うとしたら、どっちがいいの?』



今まで考えもしなかったことだった。



思考回路がストップして、言葉に詰まる。



『ねぇ美羽?』



「…そ、そんなの…分かんないよ」



『本当に付き合うわけじゃないんだから、そんなに思いつめないでいいのよ』
< 162 / 387 >

この作品をシェア

pagetop