犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
「そんな緊張しないで。俺らの部屋、二階だって」



クスッと笑った上条さんは、それはもう端正な顔立ちで、お肌はスベスベ。



この人のために赤髪があるんじゃないかというほど、赤髪が似合っていた。



こんなの緊張しないほうがおかしい。



エレベーターに乗り込むと、他の乗客が見当たらず2人きりに。



しーん、と気まずい雰囲気。



だが二階というのが救いになり、すぐにエレベーターは止まる。



「202、202…あ、ここだ」



上条さんが持っていた鍵で扉を開け、レディファーストで通してくれた。
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