犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
「あ、ありがとうございます…」



中は広々として、綺麗。



窓から見える旅館の景色は、和と呼ぶにふさわしい物だ。



「園原さん」



景色に圧倒されていると、不意に上条さんが私を呼んだ。



「はい!」



振り返ると、上条さんはベッドを見つめて苦笑いをしている。



「ダブルベッドだけど…園原さんが嫌だったら俺床で寝るよ」



見ると、少し大きめなベッドに枕が2つ。
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