犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
上条さん、シバくんのことよく分かってるなぁ。



「ちょっとシバくん!ノックくらいしなきゃだめだよ!」



「え?どうして?変なことしてたの?」



「そ、そういうことじゃなくても…!」



ああ言えばこう言う。



なんて反論すればいいのか分からなくなって、とりあえずシバくんを睨んでおいた。



「な!上条!オレと部屋交換しよ!」



シバくんは満面の笑みで上条さんを振り返り、そんな無茶を言う。



「バカ言うなよ柴崎。理事長に殺されるぞ」



上条さんが首を振って答えると、シバくんが「えぇ〜」と眉を下げた。
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