犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
「ほらシバくん。部屋に帰らないと、女の子ひとりにしちゃだめだよ」



「美羽ちゃんはオレじゃなくていいの?」



肩を押すと、シバくんはその手を掴み私を見た。



「…へ…」



「オレと同じ部屋じゃなくても平気なの?」



ウルウルとした目で私に問いかけるシバくんは、絶対に確信犯。



「へ、平気…!ほら早く出てって!」



「あ、ちょ、美羽ちゃーん!」



バタン、とシバくんの声を扉で遮断。



「確かに、大変なのは園原さんかも」



後ろで上条さんがハハハっと笑った。
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