犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
バタバタと階段を降りて行くと、いい匂いがフロアいっぱいに広がっていて。



「ほわぁぁ、いい匂い…!」



「…ぷっ」



くんくんと匂いを嗅いでると、後ろで上条さんがまたしても吹き出した。



「?」



「さっきから、犬みたいだよ園原さん」



そう言って片手を掲げた上条さん。



その袖を私はギュッと握っている。



「わっ、ごめんなさい…っ」



今更恥ずかしくなってパッと手を離した。
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