犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
「いい匂い」



と、玉城さんがいきなりそんなことを言う。



「へ…?」



間抜けな声をあげて、玉城さんを見上げようとした瞬間だった。



「!」



頭の後ろに手を回され、優しく抱きしめられる。



包まれるような感覚に、なにをされてるのか一瞬理解できなかった。



玉城さんの胸元におでこが当たり、ほんのりと香るせっけんの匂い。



「おやすみ」



いつも、こんなことしないのに。
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