犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
「興味ないふりが、かっこいいと思ってんの?」



いつものふざけた雰囲気はなく、私と上条さんは、かける言葉が見つからない。



「お、おい柴崎…」



やっとのこと声をかけた上条さんに、追い打ちをかけるように玉城さんが言う。



「…俺がすることを、なんでシバにとやかく言われなきゃいけないわけ」



玉城さんはいたって冷静に、いつも通りの口調。



「はぁ?」



だけどシバくんは、表情を強張らせて玉城さんを睨む。



「俺が俺の好きなようにして、何が悪いんだって話し」



前髪の隙間から覗く、玉城さんの目が、シバくんを見上げていた。
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