犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
「罪な女って…どういうこと…?」



首をかしげ見つめると、リリは溜め息をついて私を小突いた。



「なーんでそんなに鈍感な頭かなぁ」



「いてっ」



「あんたさ、柴崎さんと玉城さんの行動見て、なんとも思わない?」



お湯を沸かし、お茶の用意をしながらリリが問う。



「言い合いばっかりだなぁ…って」



「そういうことじゃない」



私の目の前にお茶を置き、リリは呆れたように、おでこに手を置いた。
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