犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
ベッドに放り投げられたということに、困惑してるうちに玉城さんは私の上に跨った。



「…酔ってますよね」



ほんのりピンクになった頰、ユラユラと揺れる瞳に小さく呼びかける。



「だったら?」



挑発するような玉城さんの言葉には、いつもの力はこもってない。



「だったら早く寝て下さい。…水、持ってきますから」



玉城さんの胸を押して起き上がろうとすると、玉城さんは私の肩を強引に押し返した。



力なくまたベッドに背中をつけた私は、そのまま玉城さんを見上げることしかできず。



「もう少し、」



玉城さんが、焦点の合わない目を揺らしながら、小さく口を開いた。
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