犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
「もう少し、自覚して」



ほんのりとお酒の匂いが香って、相当飲んだことを物語った。



「相当酔ってるんですね。…ほら、玉城さん早く寝…」



そう言って玉城さんの腕を掴んだとき、フワッとした風を起こしながら、玉城さんは私を抱きしめた。



耳に、玉城さんの唇が当たってる。



「た、玉城さん…?」



「俺は、男だよ」



ゾクッとするくらい色っぽい声に、お酒の匂い。



一瞬頭がクラっとした。
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