犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
「ちょ…っと…重…」



男の人の全体重がのしかかった私の体は、悲鳴をあげる。



やっとのことで上からどかし、ベッドに寝かせた。



頬を桃色に染めた玉城さんの寝顔は、まるで天使のようで。



「…飲み過ぎです」



呟いた声は、宙に浮かび消えた。



『俺は、男だよ』



玉城さんの言葉が蘇り、頭にカッと血がのぼる。



玉城さんのことになると、騒がしくなる胸が私を困惑させた。



玉城さんの何がそうさせてるのか、分からなかった。
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