犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
「シバくん、何もしてきませんでしたよ」



「そういうことじゃねーよ」



困ったように玉城さんが笑うから、私はただ首をかしげる。



「ほんと、鈍いんだよアンタ」



「な、なんですかもう…」



ちょっとムッとして、私も食パンにかじりつく。



口の横から、黄身の部分がとろっと落ちてきた。



玉城さんは、あんなに綺麗に食べてるのに。



「んんん!」



「下手くそ」
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