犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
「玉城さん、もしかして照れてます?」



私の問いかけに、玉城さんは呆れた表情を見せた。



「なわけないだろ」



そう言う玉城さんの耳は、ほんのりと赤くなっている。



「なんだ!玉城さんでも照れるんですね!」



「お皿、自分で片してね。俺ちょっと洗濯物干してきちゃうから」



いつもより早口でそう告げた玉城さんは、リビングをあとにした。



その背中を追いながら、私は表情が緩んで仕方ない。



玉城さんとお話しがしたい、今はそれだけが頭の中を巡る。
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