犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
「何もないよ。朝ごはん食べてただけ」



「タマのところに、行っちゃう夢を見た…」



「え…?」



シバくんは、ゆっくりと寄って、私の肩に頭を乗せた。



「美羽ちゃん、オレ…」



「シバくん…?」



それから何も言わないシバくんは、ただ私の肩に頭を乗せて。



その顔さえ見えないけど、きっとまた、あの顔をしてる。



「じゃ、じゃあシバくん!新聞取ってきてよ!」



何が「じゃあ」なのか自分でも分かんないけど、それしか言うことなくて…
< 306 / 387 >

この作品をシェア

pagetop