犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
私、何を言いたいんだろう。



「どうしたの?」



リリも心配そうに、私を見てる。



「…分かんなくて、最近」



「うん」



小さく口を開く私に、リリは耳を傾けて。



「私、おかしいんだよね」



私の意味わからない話しに、リリは相槌を打ちながら聞いてくれる。



「上条さんの言ってた通り、私は考えたくないだけなのかもしれないって」



何も分からない。
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