犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
玉城さんのことだから、また来年もあるとか言って、キャンセルしそうなのに。



「美羽ちゃん美羽ちゃん!紺色と白、どっちがいいと思う!?」



浴衣を二つ持って、シバくんが私に詰め寄る。



シンプルな紺色の浴衣と、灰色がかった白色の浴衣。



「えー、シバくんどっちも似合うよ…」



「どっちもはナシ!どっち!?」



「うーん…私は白かな」



そう答えると、シバくんは迷うそぶりも見せず、白を手に取り笑った。
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