犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
笑いかけると、シバくんも玉城さんも、やれやれとりんご飴を受け取ってくれた。



少しだけ雲行きが怪しかったけど、気にしてたら楽しめない気がして、見るのをやめた。



「おいしーい」



今は、今だけは、そう思ってたのかもしれない。



私は、たぶんきっと、もう…



「2人とも、何か食べたいものは?」



交互に見上げると、2人が考えるように空を仰ぐ。



「オレかき氷!」



シバくんが、近くにあったかき氷の屋台へと並んだ。



そこそこに並んでいる列は、思ったよりも早く進んで行く。
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