犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
「玉城さんは?」



隣で、屋台に並ぶ列を見ながらぼーっとしてる玉城さんに問う。



「腹も減ったし、やきそば食べようかな」



片眉を上げて微笑む玉城さんが、私を見た。



屋台のぼんやりとしたあかりが、そんな玉城さんを照らして。



私は、自分の目がキラキラとしていく感じがした。



うまく言えない、初めて味わう変な気分。



「そ、そうですね!やきそば!シバくんが来たら行きましょっか」



ただでさえ汗ばんでいた額。



そんな汗が増して出るような気がした。
< 324 / 387 >

この作品をシェア

pagetop