犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
「あ、ちょ、シバくん!」



「いいよ。待とう」



大丈夫だよ、と玉城さんは笑った。



シバくんと同い年だと思えないほどの大人っぷり。



何故か私が「ごめんなさい」と頭を下げる。



「そんなに混んでないみたいだし」



屋台に並ぶ列はそれほどなく、少し待つと、すぐにシバくんの番になった。



ホクホクと湯気のたつじゃがバターを持って、シバくんが笑顔で駆けてくる。
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