犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
「ごめんごめんお待たせー!」
片手にかき氷、もう片手にじゃがバターとは…シバくんもなかなか粋だな
なんて、少しだけ笑みが零れた。
見上げた空は、さっきよりも雲行きが怪しく、もう少しで雨が降りそうで。
「や、やきそば!」
どうしてか焦って、私は玉城さんの手を引いて、やきそばの屋台へと急いだ。
「お、おい、そんなに急がなくても…」
このとき私は、もしかしたら何かを察していたのかもしれない。
第六感という、女の勘が変に働いてたのかもしれない。