犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
そんな女性は、私にチラリと視線を移し、



「涼平、その子は…?」



その子、だなんて。



確かに私は、この人にとっても玉城さんにとっても「その子」でしかないんだろうけど。



「…関係ないよ」



「な、なにその言い方。…もしかして、もう私のことなんて「そういうの、もうやめようって」



玉城さんが、らしくもなく早口で告げた。



女性がピクリと肩を揺らす。



「焼きそば、1つだったよね」



手際よく焼きそばをパックに詰めると、それを私に渡して、寂しそうに表情を曇らせた。
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