犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
100%の確率で、さっきの女性のことだろうことは、すぐに察しがついたけど。



「留学するって言うから、タマも手放したのになあ」



「え、留学?」



シバくんの言葉に、つい反応しちゃったけど、まさか留学のためだったとは…



「そうだよ。ひまりちゃんが留学するって言うから、タマは身を引いたんだけど」



「おいシバ」



「ひまりちゃんが別れを告げなかったところを見ると、別れるつもりは、なかったのかもね」



まるでわざとかのように、シバくんは玉城さんの制止の声も聞かず、喋り続けた。



「それに、会いたかったって言うんだから、ひまりちゃんにはまだ想いが「シバやめろ」



いつもより低い声で、玉城さんはシバくんを制した。
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