犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
どれだけ大切な人だったのかなんて、それだけで充分に分かる。



嫌な風が吹いて、頰を撫で、髪を揺らした。



「もう俺とあいつは終わったんだよ」



違う



「ひまりだって、そんなの分かってるはずなんだよ」



違う



「ひまりさん、話したいから戻ってきたんだと思いますよ」



痛かった。



胸なのか、お腹なのか、分からないけど痛かった。
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