犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
「きっと、ちゃんと玉城さんと話したくて、ああやって屋台開いて、玉城さんを待ってたんだと思います」



チクチク、音がするように痛かった。



「…終わったんだって」



「それは、玉城さんだけが言ってること」



玉城さんの表情見てれば分かる。



モヤモヤして、整理のつかない感情があって、そんなに寂しそうな顔をするんでしょう?



「…知ったような…口きくなよ」



「知らないですよ……知らないけど、玉城さんが、中途半端に関係を終わらせたことだけは分かります」



シバくんが隣で、ただじっと私を見てること。



きっと、私がいつもと様子が違うから、心配なんだろうな、なんて。
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