犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
家に帰る頃には、雨がやんでいた。



ビチョビチョで気持ちの悪い浴衣が、体にへばりついて動きづらい。



「とりあえずお風呂入ってきなよ美羽ちゃん!」



「わたし先で大丈夫?」



「へーきへーき!それとも一緒に入ってもいいの?」



「ば、ばか」



いつも通りのシバくんだったけど、無理してることくらい分かる。



本当に優しい。



優しいんだよね、シバくんは。
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