犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
「じゃあ、お言葉に甘えて…」



そう言って、シバくんに背を向ける。



「…美羽ちゃん」



と、そんな私に、シバくんが小さく呟いた。



「ん?」



振り返ればそこには、シバくんの無理した笑顔が見えて。



「元気出してね」



「うん。ありがとう、シバくん」



シバくんのことだ。



自分のせいで、私が悩んでしまうことに、気を遣ってくれてるんだろう。
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