犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
「お、おかえりなさい…」



2人の異様な雰囲気に、そんなことしか言えなかった。



しん、とするリビング。



「…お前なんかに、美羽ちゃんは渡さない」



そんな空気を破るかのように、シバくんは低い声で放った。



玉城さんを睨むその顔は、見たことのないほど恐ろしかった。



「し、シバくん何言ってるの…玉城さんには、ひまりさんが…」



「ひまりとは、ちゃんと別れてきた」



私の言葉に被せるように、玉城さんは言う。



え?と玉城さんを見つめた。
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