犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
まさかこうなるとは思ってなかった私、緊張。



そういえば、玉城さんのこと気にして見たことなかったけど、隣に並んでみるとすごく身長が高いことが分かる。



見上げると綺麗な黒髪が、無造作にセットされていた。



顔の整ったイケメンということに、変わりはなさそうだ。



「何?」



「あ、や、何でも…」



玉城さんをジッと見上げる私。



気にならないはずもなく、玉城さんが無表情を向ける。



「あれ園原さんよね。どうして玉城さんとお歩きに?」



と、私の名前を呼ぶ声がどこからか聞こえてきた。



いつも聞いてるお嬢様言葉と一緒に。
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